秋の味覚といえば、みなさんは真っ先に何を思い浮かべますか?
脂ののったサンマ!
美味いですよね。
栗! 年中味わえる天津甘栗では味わえない風味が、秋の栗にはありますよね。
柿や梨などの果物!
果物こそ、本当に季節を感じさせてくれますよね。
そして、秋の味覚の王様、松茸。
ここ2年ほどは、外国産の松茸が比較的手ごろな価格で出回っていますね。
でも、国産の松茸に関しては、相変わらず高嶺の花で、もし手を出したら、足が出てしまいますね(^^;)
さて、松茸とまではいかないにしても、秋はキノコが美味しい季節ですよね。
そんな美味しいキノコが何と、
10種類も入った鍋料理がいただけるとのことで、
谷町4丁目にある、日本酒と料理のマリアージュが抜群に美味しいお店、
“酒肴 和亭(しゅざかな なごみてい)”さんにお邪魔してきました。

こちらのお店では、アラカルトで日本酒と料理をいただくことも出来るのですが、
私はいつも、断然お得な料理と日本酒がセットになったコースをお願いしています。
この日のコースの内容はこんな感じで、席の前に置いてくださっています。

その日に出る料理と、それに合わせる日本酒が書いてあるので、わかりやすいですね。
また、後で読み返してみても楽しいですよ。
最初は先付けの一品、葡萄と柿の白酢和えです。

デザートではなくて、最初に果物?
そう思いますよね。
でも、これ1口食べてみてビックリ!
美味いんですよ(^^)
果物をデザートではなく、先付けの料理に変えてしまう技。
これは、見事です。
1品目の料理で完全に魔法にかけられてしまいますよ(^^)
「ここに来て、ホントに良かった」と最初から思えてしまう力があります。
そして、兵庫県の酒、富久錦の濁酒、どぶろくを合わせていただきます。

普通、濁り酒って何か苦手だなぁ・・・。
そう思う人でもこれは美味しくいただけます。
そうですね、酒粕の風味というよりも、すり下ろした梨の風味とでも言うのでしょうか。
素晴らしい味わいです。
さて、次の料理はお造りです。
1つめのお造りは、北海道の銀聖のルイベです。

さて、この
銀聖という魚、これが非常に希少価値のある魚だそうで、
そのことを詳しく書いてあるHPを見つけたので抜粋しますね。
若い鮭だが、大人もビックリするような3.5キロを超える巨大な鮭。
人間で言えば中学生~高校生なのにヘビー級な感じ。
精巣や卵巣は出来たてで、筋子や白子は最強の状態。ようは「思春期の鮭」。
その身体もヘビー級スポーツ選手の様に非常に引き締まっておりウマい。
10000匹に100匹程度しか捕れないらしい。とのこと。
何だか、凄いタイミングで食べることが出来たみたいですね。
そのままいただいてももちろん美味しいのですが、山葵醤油でいただいてみましょう。
す、素晴らしい旨味です(^^)

これには、久保田の千壽をあわせます。
2つめの造りは、泉州産間八。

これも、丁度良い脂ののりで、東洋美人のひやおろしと合わせていただくと、その旨味と甘みがより一層引き立ちますよ。

そして、次は焼き物。
おしながきには、
“銀聖の西京焼き、揚げ銀杏、稲穂、栗渋皮煮、紅しぐれ大根、子持ち鮎、はじかみ”と書いてあります。
さて、どのような料理が出てくるのかと思い、待っていると・・・。

おぉ!
素晴らしく華やかですね!
見ているだけでも、楽しい気持ちになってきますよ(^^)

合わせるお酒は、新潟の酒“清泉 特別純米”。
このお酒、ホントに守備範囲が広いです。うちにも1本欲しいですね。
そして、本日のメインである、大山がいな鶏とキノコの鍋がやって来ました。

鍋の中には、何と10種類ものキノコがどっさり!
それに、味わい深い、大山がいな鶏。
素晴らしく豪華な出で立ちです。
まず出汁を一口。
う、
美味い!!キノコがこれだけたくさん入っていると、キノコから何とも言えない美味しい出汁がしみ出てくるのですね。
その香りと旨味が、大山がいな鶏の持つコクと合わさると、その美味さと言ったらもう!

鍋に合うお酒は、広島県の酒、瑞冠のいい風2006を燗酒で。
このお酒はホントに鶏肉との相性が抜群です!

薬味には2種類の柚子胡椒を食べ比べてみて下さいとのことで、お皿を2つ出していただきました。

どちらの柚子胡椒も自家製で、1つは先日作ったもの。
そして、もうひとつは昨年作って寝かしておいたものだそうです。
味わいは明らかに違いましたよ。こういう食べ比べも楽しいですよね。
鍋の〆はもちろん、うどん。

こちらのお店では、うどんも日本酒とのマリアージュを楽しめる相手にしてしまいます。
合わせるお酒は、獺祭の温め酒。

この“お燗”専用の獺祭。
まさに、日本酒と料理との相性のためにあるお酒ですよね。
最後の料理は、和亭自慢の珍味。

自家製イカの塩辛、あんきも味噌、納豆味噌です。
この珍味、これらは本当にめし泥棒ならぬ、日本酒泥棒ですよ。
お酒がいくらでも飲めてしまいそうになりますよ。
先ずは燗酒、奥播磨の山廃純米16BY。そして、次に冷たいお酒をいただきました。

これだけの大満足な内容で6,800円はお得すぎますよね。
料理だけでなく、それぞれに会うお酒も付いているので、迷うこともありません。
これから、寒くなって鍋料理が美味しくなる季節、今回いただいたキノコ鍋だけではなく、これからも、新しい鍋が続々と登場するのだとか・・・。
ますます目が離せませんよね!
【酒肴(しゅざかな なごみてい)和亭】
住所:大阪市中央区鎗屋町1-1-10山大ビル1F
MAP電話:06-6949-4753
営業時間: 18:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:土、日、祝
お店のHPは
コチラ※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。
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- 2011/10/29(土) 18:49:13|
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